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エアコン洗浄方法

エアコンの洗浄方法は主に次の方法が用いられているようですが、それぞれのメリット、デメリットを検証してみましょう。

掃除機（クリーナー）によるホコリ取りのエアコンクリーニング

エアコンのフィルターや熱交換器（アルミのフィン）の表面上のホコリやごみの除去ができます。ご自分でできる最も簡単な方法だと思います。購入後、間もないエアコンなどには有効なお掃除方法です。

市販の洗浄スプレーによるエアコンクリーニング

この方法も簡単にご自身で行うことができますが、電気回路に誤ってスプレーしてしまったりなどの事故が多発しているようです。かなりお手軽にできる反面、デメリットが多いのもこの洗浄方法の特徴です。スプレー程度の圧ではエアコンの奥には届きませんし、洗剤分が残留し熱交換器（アルミのフィン）の間で固まってしまっている状況を見たことがあります。また、ドレンパンやドレンホースを詰まらせてしまうこともあるようです。臭いなどの悩みで一時的には解消されるでしょうが、微妙な洗浄方法だと思います。

スチームクリーナーによるエアコンクリーニング

ＴＶショッピングやインターネットなどでも気軽に入手することができます。しかし、以外に威力がありません。まず、エアコンの奥まではとどかないでしょう。また、かなり高温な蒸気を出しますのでエアコンのメーカーや機種によっては取扱説明書にスチームクリーナーによる内部洗浄は行わないように注意書きがされている場合もあります。スプレー洗浄よりはいい方法だと思いますが、多少の養生はした方が良いでしょう。

電動噴霧器や蓄圧ポンプなどでのエアコンクリーニング

スプレー洗浄やスチームクリーナー洗浄よりは効果が高い洗浄方法です。しかしこの方法でも水圧が足りませんのでエアコンの奥の汚れの除去は困難です。ただ、大変持ち運びが楽にできます。養生もしっかりとした方がお部屋が汚れません。

高圧洗浄機を使ったエアコンクリーニング

とても効果がある洗浄方法です。水圧が高いため、エアコンの奥のほうの汚れまで届きます。ただし、水圧が強いのでしっかりとした養生をしないとお部屋が大変なことになってしまいます。機械の音がうるさいです。

エアコンの仕組み

水は蒸発するとき、熱を奪う性質があります。エアコンはこの原理を利用して冷房を行っています。もっと詳しく説明するとエアコンを使って部屋を冷却する時はフロンガスと呼ばれる冷媒を使用しています。フロンガスとはここでは水と同等な物だと創造してください。（特性は大きく違いますが、温度などの条件によって液体や気体に変化するところは同じです）フロンガスが詰まったボンベを部屋中で、蒸発させると気化熱を奪い、部屋を冷却する事が出来ます。しかし、放出させたフロンガスは回収できませんので、毎回部屋を冷やすにはかなり膨大な経費が掛かることになります。それで、部屋の中で蒸発させたフロンガスを回収しもう一度液体に戻し、再び利用をしているのがエアコンです。

エアコン掃除の必要性

エアコンはお部屋の空気を循環しています。外部から空気を吸っているのではありません。お部屋の中はハウスダスト・カビ・ダニ・花粉・タバコのヤニなど舞っています。当然、お部屋中のハウスダスト・カビ・ダニ・花粉・タバコのヤニなどを吸い込んでいるのです。それで、エアコンのフィルターや熱交換器（アルミのフィン）が目詰まりを起こしてしまうのです。

エアコンクリーニングの目安

3年に1回くらいと言われていますが、設置している場所や使用頻度にも左右されます。キッチンの近くに設置してあるエアコンは油分を吸い込んでいますし、たばこを吸う方がいるご家庭やペットを飼っているご家庭もヤニや毛などを吸い込んでいますので早めのサイクルで洗浄されたほうがいいでしょう。

夏型過敏性肺炎

夏型過敏性肺炎という病気をご存知ですか？カビや細菌などを含んだチリやホコリなどを吸い込んでいるうちに、気管支の先の部分の肺胞や細気管支の内部および周辺でアレルギー反応を起こして発症する肺炎です。気管支ぜんそくと診断されることもあります。カビが、エアコンで繁殖していることも多いため、5月から10月の間だけ過敏性肺炎の症状が現れることも多くなっています。エアコンは現代にはなくてはならない電化製品です。ご家族やペットのためにもしっかりメインテナンスしましょう。